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イタリア私立医学部の1つでローマにキャンパスをもつユニカミラス大学（Saint Camillus International University of Health Sciences）。試験科目が少なく、募集人数が多く、正規合格しやすい医学部であるため、滑り止めの大学として受験生に人気の大学となっています。
とはいえ、大学入試の合格率や募集定員などの実際のデータを見ないことには、ユニカミラス大学を受験するか決められない受験生もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ユニカミラス大学の合格率・実質倍率をもとに難易度を分析しました。
ユニカミラス大学の入試概要や入試対策にオススメの方法もあわせて紹介しますので、最後まで読めば、ユニカミラス大学の合格に向けた入試対策を今日から始められるでしょう。
医学部の入試データ 早見表
| Non-EU枠 | EU枠 | ||
|---|---|---|---|
| 合格率（2024） | 100.0% | 非公表 | |
| 正規合格の合格最低点（2024） | 28点/120点 | 非公表 | |
| 最終的な合格最低点（2024） | 28点/120点 | 非公表 | |
| 入試難易度 | 易（星1） | 易（星2） | |
| 英語の資格試験 | TOEFL iBT | ー | ー |
| IELTS | ー | ー | |
| 世界大学ランキング（医学） | － | － | |
| 学費（2024/2025年度） | 21,000ユーロ | 21,000ユーロ |
※ 合格率は、合格者（繰り上げ合格者を含む）÷ 受験者 × 100 で算出し、小数点第2位を四捨五入しています。
※ 合格最低点は、追加実施された2回を含んだ試験における正規合格者のみの最低点と、繰り上げ合格者（追加合格者）を含む最終的な合格最低点の2つを記載しています。
※ 世界大学ランキングは、QS世界大学ランキングの科目別（Medicine）の順位を採用しています。
※ 難易度はmirunoteがデータ分析を徹底的におこない、独自に算出したものを採用しています。
出典：https://www.topuniversities.com/university-subject-rankings/medicine
※ 学費は世帯年収などによらず、定額で年間21,000ユーロとなります。
それでは早速、本題に入ります。
ユニカミラス大学の概要
ユニカミラス大学（Saint Camillus International University of Health Sciences）は2018年に新設されたイタリアのローマにキャンパスをもつ私立医学部であり、医学部のほか、歯学部、看護学部や保健医療学部（理学療法学科など）をもつ医療系総合大学です。UniCamillusと呼ばれています。
英語コースのキャンパスはローマにありますが、イタリア語コースの医学部はヴェネチアとチェファル（シチリア島）にキャンパスがあります。
ユニカミラス大学は、特に発展途上国に影響を及ぼす健康問題に人道的、科学的、専門的関心を示すEUおよび非EU加盟国の学生を対象としており、世界中から学生を受け入れ、恵まれない国の病気にも焦点を当てた、汎用性の高い医師になるためのトレーニングを行っています。
大学の医学部の詳しい紹介は、下記記事で解説しています。
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ユニカミラス大学の入試の難易度
後述しますが、ユニカミラス大学は他の私立医学部とは異なり、Non-EU枠とEU枠で入試問題が大きく異なります。試験形式も異なるため、一概に各受験枠の入試の難易度を比較することはできません。
ユニカミラス大学では、他大学と比べて、募集定員がNon-EU枠とEU枠ともに格段に多いこと、無条件で不合格になる合格最低点が存在しないことなどから、多くの受験生が受験しています。
とはいえ、結果を公表しているNon-EU枠では、受験者数が募集人数を超えることはなく、いずれも実質倍率が1倍を大きく割っています。Non-EU枠とEU枠の実質倍率・募集定員は、次のとおりです。
2次募集は、1次募集の入試で募集定員が集まらなかったため、追加で実施された入学試験です。2次募集でも集まらなければ、3次募集、4次募集と続いていきます。
来年度以降の2次募集の有無は、受験者数により変動しますが、過去の傾向を踏まえると、実施される可能性は高いと予想されます。
Non-EU枠入試
| 1次募集 | 2次募集 | 3次募集 | |
|---|---|---|---|
| 実質倍率(2024) | 0.69倍 | 0.33倍 | 0.51倍 |
| 募集定員(2024) | 225 | 158 | 137 |
| 難易度 | 易 | 易 | 易 |
EU枠入試
| 1次募集 | 2次募集 | 3次募集 | 4次募集 | |
|---|---|---|---|---|
| 実質倍率(2024) | 非公表 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 募集定員(2024) | 425 | 265 | 210 | 252 |
| 難易度 | 易 | 易 | 易 | 易 |
EU枠は合格者数を発表していないため、正確な実質倍率を判断することはできませんが、2次募集以降の募集定員から考えるに実質倍率は高くないと考えられます。
とはいえ、受験者数が増加すれば、合格の難易度が上昇する可能性も考えられますので、mirunoteチューターの家庭教師などを利用して、入試対策をするのがオススメです。
ユニカミラス大学の入試情報や受験枠、オススメの入試対策方法は、下記記事で解説しています。
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ユニカミラス大学の入試概要とは？
前述のとおり、ユニカミラス大学の医学部入試では、Non-EU枠とEU枠で入試問題が大きく異なります。Non-EU枠では筆記試験と面接試験が課されていますが、EU枠では筆記試験のみとなっています。
筆記試験の出題科目も異なり、Non-EU枠では言語的推論能力、数値的推論能力、抽象的推論能力を測定するIRT3 (Internet Reasoning Test) が行われ、EU枠では理系科目（生物、化学、物理、数学）のほか、論理的推論やUniCamillus大学のミッションに関係する問題も出題されます。
どちらの枠で受験する場合もオンライン（自宅）で受験できます。
ユニカミラス大学医学部のNon-EU枠とEU枠の試験科目・問題数は、次のとおりです。
Non-EU枠の入試
| 試験形式 | 試験科目 | 科目概要 | 問題数 | 点数 |
|---|---|---|---|---|
| 筆記試験（マークシート式） | Verbal Reasoning (IRT3V) | Measures basic vocabulary, verbal fluency and the ability to reason with words. | 17問 | 0~17点 |
| Numerical Reasoning (IRT3N) | Measures the ability to use numbers logically and efficiently. | 17問 | 0~17点 | |
| Abstract Reasoning (IRT3N) | Measures the ability to understand abstract logical problems and to use new information outside the field of previous experiences. | 17問 | 0~17点 | |
| 面接試験 | General culture, notions of biology, chemistry, physics and mathematics | 0~69点 | ||
Non-EU枠の入試は、筆記試験が51問で51点、面接試験が69点の120満点で、合計得点で合否が決まります。
面接試験はオンラインですべて英語でおこなわれ、一般教養、生物学、化学、物理学、数学の知識などが問われます。
EU枠の入試と違い、減点されることはなく、加点方式で採点されます。
EU枠の入試
| 試験科目 | 問題数 | 点数 | |
|---|---|---|---|
| Logical reasoning and reading comprehension | 15問 | -3.75 ~ +22.5点 | |
| Scientific | Biology | 10問 | -2.5 ~ +15.0点 |
| Chemistry | 10問 | -2.5 ~ +15.0点 | |
| Physics | 10問 | -2.5 ~ +15.0点 | |
| Math | 5問 | -1.25 ~ +7.5点 | |
| Various humanitarian topics related to the specific mission of Unicamillus as better described on the University’s website. | 10問 | -2.5 ~ +15.0点 | |
入試は合計60問の90点満点で、筆記試験の点数のみで合否が決まります。試験は2回受験でき、高得点の試験が採用されます。すべての問題で配点は変わらず、採点方式は加点・減点方式です。
具体的には、正答を選ぶと+1.5点、誤答を選ぶと-0.25点、未解答だと0点と、不正解になると減点されてしまいます。Non-EU枠の入試とは違う点に注意してください。
EU枠の入学試験は、択一式のマークシートのみの筆記試験で、口述試験（面接）や志望動機書の提出などはありませんが、筆記試験で90点満点中20点以上を取らないと、無条件で不合格になります。
ユニカミラス大学の医学部入試の受験枠の違いは、下記記事で解説しています。
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他の私立医学部とは異なり、英語の資格試験の提出は不要ですが、入試問題の難易度を踏まえると、最低でもCEFR対照表でB2はないと合格は難しいと言えるでしょう。
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ユニカミラス大学の合格に必要なレベルとは？
ユニカミラス大学の合格には、英語はCEFR対照表でB2レベルが必要で、Non-EU枠では面接もあることから、Listening(リスニング)とSpeaking（スピーキング)にも力を入れておくと良いでしょう。
また、筆記試験はすべて英語による問題で、文章の意味を正確に取れないと答えられない問題も多いです。
EU枠での受験を考えている場合は、英語だけでなく、他の理系科目（生物・化学・物理・数学）にも力を入れる必要があり、複合的な入試対策が必要となります。
「昨年度の入試の実質倍率が低いから今年度の試験も大丈夫」という考え方は、非常に危険です。後悔することのないように、今のうちからmirunoteチューターの家庭教師などを利用して、万全な入試対策をおこなうことをオススメします。
mirunoteチューターでは、英会話講師による模擬面接などの試験対策のほか、英語に自信がない場合でも入試で点数を取るためのテクニックや英語勉強法など、ユニカミラス大学の入試対策に対応した授業もおこなっています。
まずは、mirunoteチューターのオンライン相談にて、お気軽にご相談ください。
ユニカミラス大学の入試対策に家庭教師がオススメの理由
ユニカミラス大学の入試対策にmirunoteチューターをオススメする理由は、下記の3つです。
- 英語が苦手でもOK。日本語で基礎から入試対策できる
- 模擬面接の対策や模擬面接での回答パターンを指導可能
- 入試本番の戦略や受験のテクニックも細かく解説
それぞれの理由について詳しく解説します。
1. 英語が苦手でもOK。日本語で基礎から入試対策できる
「ユニカミラス大学はに興味はあるが、英語は苦手…」「ユニカミラス大学の入試対策の方法が分からない…」という場合は、mirunoteチューター のご利用がオススメです。
海外医学部に行くのだから英語はできて当たり前なんてことはありません。英語は苦手、もしくは英語で問題を解くことに慣れていない場合は、何も対策しなければ、入試で点数が取れないこともあります。
mirunoteチューターに在籍する講師は全員、日本で高校まで教育を受けており、帰国子女でも国際バカロレアなどの学校に通っていたわけではないため、英語で勉強することの大変さを理解しています。
さすがに英語が苦手で全く問題ないというのは嘘になりますが、英語が苦手でも基礎から入試対策をおこなえば、合格は十分に可能です。
実際、英語が大の苦手だった生徒さんが、mirunoteチューターの家庭教師を利用して、イタリア私立医学部の複数校に正規合格した実績があります。
重要なことは、今現在、英語ができるか否かではなく、入試までの限られた時間で、どういう戦略をもち、英語の問題に対処し、合格を掴み取るかです。
王道ではないかもしれませんが、mirunoteチューターでは入試に合格する、すなわち合格最低点を下回らないことに特化した入試対策・受験戦略を指導しています。英語が苦手なら、苦手なりにどう克服していくかに重点をおいて、指導しています。
英語の苦手意識が強い場合もご遠慮なく、mirunoteチューターにご相談ください。
2. 模擬面接の対策や模擬面接での回答パターンを指導可能
mirunoteチューターでは厳しい採用条件をクリアしたイタリア医学部生のみを採用することで、ユニカミラス大学をはじめ、イタリア医学部入試対策の効率的な受験対策を可能にしました。
模擬面接の練習は、英会話講師に依頼すれば可能かもしれませんが、入試での面接試験で点数を稼ぐための回答例まで紹介してくれることは滅多にないでしょう。
面接試験は、英語の理解力の有無も採点対象かと思われますが、それよりも面接試験で問われる理系科目の知識にいかに対応するかが重要となります。
mirunoteチューターでは、面接試験を想定した問題例と回答例を用いた授業をおこなうことで、筆記試験だけでなく、面接試験に対応し、ユニカミラス大学の入試を攻略できるようにサポートいたします。
3. 入試本番の戦略や受験のテクニックも細かく解説
mirunoteチューターに在籍している講師は、全員イタリア国立医学部に上位合格した現役のイタリア国立医学部生です。
各講師は受験生のときに、イタリア医学部に上位合格している経験をもとに、日々の勉強法や入試本番での戦略、入試本番で点数を上げる方法などを熟知しています。
受験本番での戦略は、実際に医学部入試を攻略して上位合格していないと、なかなか教えられない部分ですが、知っているかどうかが合否を分けることもあります。
実際、入試本番の戦略で言われたとおりのやったところ、イタリア医学部にギリギリで合格できたという声も多数いただいております。
これまでの指導経験上、受験勉強だけでなく、入試本番での戦略にも目を向けられると合格の可能性を大幅に上げることができますので、さまざまな戦略やテクニックなどを授業時にお伝えします。
ユニカミラス大学の合格を本気で目指すなら、mirunoteチューターを利用しよう
今回は、イタリアの私立医学部の1つであるユニカミラス大学（Saint Camillus International University of Health Sciences）の入試難易度と合格率（実質倍率）を紹介しました。
Non-EU枠、EU枠のどちらも募集人数や合格率(Non-EU枠のみ)を踏まえると、ユニカミラス大学に特化した入試対策せずとも合格は狙えるといえますが、近年、日本からユニカミラス大学の医学部を目指す受験生が急増しており、来年度以降も同じ傾向が続くとは限りません。
ユニカミラス大学のNon-EU枠を受験する場合は、他のイタリア私立医学部とは異なり、面接試験が実施されており、大学に特化した受験対策は必須ですが、独学での入試対策は困難でしょう。
イタリア私立医学部の受験対策で悩んだら、医学部上位合格者が在籍するmirunoteチューターをご利用ください。
mirunoteチューターでは、イタリア私立医学部・国立医学部に上位合格した医学生が、1人1人にあったカリキュラムで、ユニカミラス大学をはじめとしたイタリア医学部入試の受験勉強をサポートします。
イタリア私立医学部のほか、国立医学部入試の対策も可能ですので、ユニカミラス大学だけでなく、他の私立医学部や国立医学部の受験を検討されている場合も引き続き、入試対策をサポートできます。
「ユニカミラス大学の入試に不安を抱えている…」「イタリア医学部を受験すべきか迷っている…」という場合は、mirunoteチューターのオンライン相談にご相談ください。入試までの時間は有限であり、1人で悩んでいる時間を受験勉強に費やす方が圧倒的に効率的です。
他の受験生と差をつけるためにも、今すぐユニカミラス大学(UniCamillus)の入試対策を始めましょう。
