IMAT2024の合格最低点の一覧と各医学部の定員数まとめ【上位合格者の分析あり】

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IMAT2024(イタリア国立医学部英語コースの入試)から、カターニャ大学(University of Catania)のNon-EU枠と、カリアリ大学(University of Cagliari)のNon-EU枠/EU枠で新たに英語コースが開設され、前年度より全体の募集人数は増加しました。

2024年度の入試は、IMATで最も点数の配分が高いBiology(生物)が易化したことにより、合格最低点が軒並み上昇しています。

本記事では、IMAT2024の各医学部の募集定員と合格最低点をまとめました。また、合格最低点の分析も簡単にまとめたで、合格最低点を見る際の参考にしてください。

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それでは早速、本題に入ります。

目次

IMAT2024の各科目の問題数と配点

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IMAT2024では、試験問題は全部で60問のマークシート式の筆記試験で、正答を選ぶごとに+1.5点、誤答を選ぶと-0.4点、未解答のままだと0点となる、加点・減点方式です。

これは2023年度入試と同様の傾向です。

科目問題数配点
一般常識(Reading skills and Knowledge acquired during studies)4問-1.6点 〜 +6.0点
論理的推論(Logical Reasoning)2問-0.8点 〜 +3.0点
判断推理(Problem Solving)3問-1.2点 〜 +4.5点
生物(Biology)23問-9.2点 〜 +34.5点
化学(Chemistry)15問-6.0点 〜 +22.5点
物理・数学(Physics & Mathematics)13問-5.2点〜+19.5点
合計60問-24.0点 〜 +90.0点

IMAT2024の変更点は、下記記事で解説しています

IMAT2024の合格最低点と募集人数

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IMAT2024の合格最低点と募集人数をNon-EU枠・EU枠それぞれでまとめました。

EU枠では、合格最低点は正規合格者の最低点と繰り上げ合格者の最低点を両方とも載せています。

イタリア医学部入試では、定員数が埋まるまで繰り上げ合格していくため、大学によってはEU枠では繰り上げ合格者が多くいます。

Non-EU枠の合格者は入学を辞退せずに、進学する人が多いため、繰り上げ合格はほぼありません。

合格最低点を確認する際の注意点は、下記記事で解説します。

Non-EU枠入試(2024)

大学名定員数合格最低点
ミラノ・ビコッカ大学18名72.7点
ミラノ大学15名75.3点
トリノ大学 32名70.8点
パヴィア大学40名71.5点
パドヴァ大学25名71.6点
パルマ大学45名59.1点
ボローニャ大学 20名74.5点
マルケ工科大学60名60.3点
ローマ・サピエンツァ大学13名73.8点
ローマ・トル・ヴェルガタ大学15名60.6点
メッシーナ大学56名61.8点
ナポリ・フェデリコ2世大学25名68.1点
カンパーニャ大学 ルイジ・ヴァンヴィテッリ50名63.2点
カターニャ大学30名57.2点
バーリ大学11名*65.8点
カリアリ大学20名56.5点

*: マルコポーロ枠の3名を含む

IMAT2024の合格最低点が最も高い大学はミラノ大学(75.3点)であり、合格最低点が最も低い大学はカリアリ大学(56.5点)でした。

EU枠入試(2024)

大学名定員数正規合格者の最低点繰上げ合格者の最低点
ミラノ・ビコッカ大学30名46.3点
ミラノ大学55名69.2点
トリノ大学70名62.4点
パヴィア大学103名61.8点
パドヴァ大学75名64.6点
パルマ大学75名60.3点
ボローニャ大学97名65.6点
マルケ工科大学20名60.2点
ローマ・サピエンツァ大学45名65.5点
ローマ・トル・ヴェルガタ大学40名62.0点
メッシーナ大学55名57.6点
ナポリ・フェデリコ2世大学15名64.0点
カンパーニャ大学 ルイジ・ヴァンヴィテッリ60名59.5点
カターニャ大学30名58.4点
バーリ大学69名59.1点
カリアリ大学80名56.9点

IMAT2024の合格最低点が最も高い大学はミラノ大学(69.7点)であり、合格最低点が最も低い大学はカリアリ大学(56.9点)でした。

IMAT2024の合格最低点の分析【上位合格者が解説】

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IMATに2位で合格した現役医学生が、2024年度のイタリア国立医学部入試の動向を分析しました。

前述のとおり、2024年度の入試では、生物の問題が易化した影響で軒並み合格点が上昇しています。

昨年度より20点以上も合格最低点が跳ね上がった大学が多く、IMATは点数を落とさないことが重要なハイレベルな試験となってきています。

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Non-EU枠とEU枠で見られた傾向が大きく異なるため、それぞれの受験枠ごとに合格最低点を分析します。IMAT2024の詳しい入試分析は、下記記事で解説しています。

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Non-EU枠の動向を分析してみた

多くの大学で合格最低点が上昇し、大学によっては30点近く上がったところも見られました。

合格最低点が最も高い大学は、ミラノ大学(75.3点)であり、前年度に比べて15.1点も上昇しました。

合格最低点が上昇した理由はいくつか要因があると考えられますが、大きく3つに分類されるでしょう。

要因詳細
受験者が増加人気度が上昇している
生物が易化した点数配分が最も多い科目で34.5点中30点以上の合格者が多かった
問題が複雑ではなかった入試問題のパターンが単調

2024年度のイタリア国立医学部入試の詳しい所感は、別記事で解説します。

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ちなみに、合格最低点が最も低い大学はバーリ大学(31.2点)であり、合格最低点が最も高いミラノ大学とは30点もの差がありました。

EU枠の動向を分析してみた

合格最低点が上昇したNon-EU枠と同じく、EU枠の合格最低点は軒並み20点ほど上昇しました。

募集人数が多い大学もそうでない大学も点差に大きな開きはなく、受験者全体の点数が上がったことが窺えます。

その影響で例年、点差が大きく開いていたNon-EU枠との乖離はあまり見られなくなりました。

合格最低点が上昇した理由はNon-EU枠と同じく、大きく3つに分類されるでしょう。

要因詳細
受験者が増加人気度が上昇している
生物が易化した点数配分が最も多い科目で高得点をとった合格者が多かった
問題が複雑ではなかった入試問題のパターンが単調

EU枠の募集人数が多いこともあって、例年Non-EU枠の方が合格最低点が高くなっていましたが、逆転する大学があり、EU枠・Non-EU枠の合格者がともに軒並み高得点をとっており、EU枠でも苦戦を強いられた受験生が多かったと予想されます。

まとめ:今すぐIMAT対策を始めよう

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本記事では、IMAT2024の合格最低点と募集人数をまとめて紹介しました。また、合格最低点の分析をおこない、Non-EU枠・EU枠ともに合格最低点が上昇した理由を解説しました。

予想どおりですが、イタリア国立医学部はNon-EU枠の受験生に人気があり、合格最低点をみるに大学を選ばずに合格しやすい大学を受験している傾向を踏まえると、今後も多くの大学でNon-EU枠の合格最低点や難易度が上昇することは十分考えられます。

IMATの入試対策をする際は、志望大学の2024年度の合格最低点を目指すのではなく、さらに高い点数を目指して入試対策をすることをオススメします。

また、受験生と圧倒的な差をつけるためには、mirunoteチューターを利用して、今すぐ効率重視の入試対策をはじめましょう。オンライン家庭教師のご利用は先着順のため、ご希望の方はお早めにお申し込みください。

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