【最新版】イタリア国立医学部の学費ランキング【注意点も解説】

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医学部留学を考える際に注目するポイントの一つである学費。ただネット上に出回っている学費から値上がりしていることもしばしばあります。

本記事では、2024年7月現在、大学が公表しているイタリア国立医学部の学費をもとに学費ランキングを作成しました。

また、あわせて学費ランキングを確認する際の注意点も紹介するので、最後までお読みください。

それでは早速、本題に入ります。

目次

イタリア国立医学部の学費ランキング

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イタリア国立医学英語コースの最新版の学費ランキングをまとめました。

学費ランキングは、日本の国籍をもつ受験生でISEEによる学費減額制度を利用しない際の支払わなければならない最大の学費をもとに順位付けしました。

年度ごとに学費が改定されますが、一部の大学では、昨年度の学費の情報しかないところもあるため、最新の情報は必ず、大学公式HPでご確認ください。

※ 2024年7月現在の情報です。

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順位大学名学費(最大)IMAT2023の合格最低点
(Non-EU枠)
1位ミラノ・ビコッカ大学1256ユーロ54.2点
2位メッシーナ大学2156ユーロ36.9点
3位カターニャ大学2306ユーロ
4位バーリ大学2406ユーロ31.2点
5位ローマ・トル・ヴェルガタ大学2656ユーロ53.4点
6位カンパーニャ大学 ルイジ・ヴァンヴィテッリ2704ユーロ47.3点
7位ミラノ大学2716ユーロ60.2点
8位ナポリ・フェデリコ2世大学2776ユーロ52.0点
9位トリノ大学2800ユーロ49.0点
10位パルマ大学2931ユーロ50.1点
11位マルケ工科大学2985ユーロ43.0点
12位パドヴァ大学3102ユーロ49.5点
13位ボローニャ大学3315ユーロ59.1点
14位カリアリ大学3801.15ユーロ
15位パヴィア大学4500ユーロ53.3点
16位ローマ・サピエンツァ大学4580ユーロ50.8点

2024年度の学費は、前年度より値上がりしている大学が多く、平均して2,900〜3,000ユーロ(1ユーロ=160円で計算すると470,000円前後)となりました。

2024年度の学費を執筆時点(2024年7月現在)で発表していない大学もあるため、最新の医学部の学費は、必ず各大学のHPにてご確認ください。

学費ランキングの2つの注意点

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イタリア国立医学部の学費ランキングを確認する際に、絶対に知っておくべき注意点は次の2つです。

  1. 学費の安い医学部の留学費用が安いとは限らない
  2. 実際に支払う学費は人によって変動する

それぞれ詳しく解説します。

1. 学費の安い医学部 ≠ 留学費用が安い

学費が安いイタリア国立医学部に進学したからと言って、留学の総費用が安くなるわけではありません。

学費がいくら安くても、キャンパスのある場所によって、家賃や物価などは異なります。特に、家賃はイタリア医学部留学でかかる費用の多くを占める固定費であり、留学費用を計算する際に考慮しなければならない要素です。

医学部英語コースの学生は、大学の寮を利用できない場合もあり、ミラノなどの大都市で中心部に1人暮らしすると、800-900ユーロ/月ほど(日本円で月額14万円前後)かかる場合もあります。

イタリア国立医学部へ留学する際は、学費だけでなく、生活費も考慮したうえで、志望校を決定しましょう。

2. 実際に支払う学費は人によって変動する

学費ランキングは、学費の最大額を比較したもので、世帯年収・個人年収による学費の減額制度であるISEEや奨学金を利用しない場合を想定しています。

人によってはISEEや奨学金を利用すると、学費は減額される(または免除される)ため、学費ランキングどおりの学費を支払う必要はありません。

減額される額(または給付される額)は、ISEEの値(申請者)や大学によって異なります。

ISEEや奨学金の詳細は、下記記事で解説します。

リンク

ISEEによる減額措置は、ほとんどの医学部で採用していますが、奨学金に関しては実施していない大学もあります。

また、奨学金を用意している場合でも、利用条件が厳しい場合もありますので、利用を考えている場合は事前に調べておきましょう。

学費だけで志望校を選ぶのはオススメしない

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本記事では、イタリア国立医学部の学費ランキングと確認する際の注意点を解説しました。

医学部の学費は医学部留学を検討する際に、まず気になるポイントかと思いますが、学費だけで進学する医学部(志望校)を決めるのはオススメしません。

イタリア国立医学部の場合であれば、家賃などの生活費が高いため、大学の学費は誤差と言える場合も多いです。留学費用を考慮することは大切ですが、学費が安くても卒業がしにくい大学があるかもしれません。

学費ではなく、大学のカリキュラムや定期試験のシステムなど、別の要素を考慮する方が、志望校選びに失敗する可能性が低くなります。イタリア医学部の志望校選びのポイントは、下記記事にて解説しています。

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今回は、以上です。

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